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さっそく前回の続きから
・・・の前に
前回はパーツの不要部分を取り除きました
same_13.jpg
こういう状態でしたね

これでようやくパーツを合わせる事ができます
では改めて続きを・・・

same_14.jpg same_15.jpg
このキットはパーツの接合面に「角ダボ」が作られているので
パーツを合わせる角度などには特に問題はないと思います

※角ダボ・・・接合面にある凹凸の凸側の俗称?
 本来の意味は・・・「ダボ」でググって下さい^^;

昨今の、例えばガンプラのように
きっちりはめ込んで固定されるわけではなく
あくまでもパーツ同士を合わせてみるだけです

右の画像のようにピッタリと合うようなら問題ありません
それだけ原型もシリコン型も複製品も
丁寧に作られているということですね

とは言っても全ての接合面が完璧な事は
そうそうないわけで・・・
same_16.jpg
頭がちょっと浮くようですね

same_17.jpg
見てみると受け側に問題があるようです(赤丸で囲った部分)
 
これは原型に難があるわけではなく
角ダボの不利な点でもあります
(利点はパーツの位置合わせが簡単になること=組みやすい)



※次のライン(↑)まで余談ですっ飛ばしてもOK


複製の際に使うシリコン型というのは
1つ複製するたびに、レジンキャストの硬化熱(かなり熱い)で
表面が少しずつ荒れて劣化していきます

この劣化がシリコンの耐久限界を超えると
シリコンが千切れてしまうわけです
(複製品を型から外したときに
 複製品の方にシリコンが張り付いてきてしまう)

入りくんだ部分や力のかかる部分はこの傾向が顕著で
今回のような奥まった部分から型が壊れていきます

かといって これを不良品と呼ぶには
あまりにもコスト的な無駄が多いため
”このくらいの修整作業は問題なくできる人が作るもの”
というわけでガレージキットの対象年齢は高めであったり
一般的に 難しい という認識ができているわけですね

ついでなのでもう少しだけ余談

比較的普及していて個人でも良く使われているクラスの
シリコンで作った型の場合、パーツの形状やボリュームにもよりますが
かなり丁寧に作業していても20~30個で
量産品が売り物にならないレベルで型が壊れます

これがガレージキットが高額になってしまう理由のひとつ
量産できる数がどうしても限られてしまうので
結果的に単価が高くなってしまうんですね


余談を読まれた方は納得されたかもしれませんが
そんなことはさておき どうするかというと
same_18.jpg
彫刻刀で邪魔になる部分を除いて
原型と同じ 本来の形に戻せば良いのです



一般家庭に彫刻刀があるとも思えないので

ダボ側を削って合わせてしまいます
この方が比較的簡単ですし
same_19.jpg → same_20.jpg
削る位置を確認して
何度かパーツをあわせながら少しずつ削っていきます
(カッター/ナイフで作業してます)

same_21.jpg
はいこの通り

same_16.jpg same_21.jpg
比較

では次にどうやってパーツを接合するかというと
多くの場合は金属線を使って繋げます

金属なのは曲げることも可能なこと
かつ 強度もある ということ
ホームセンターなどで安価に入手しやすいのも
理由のひとつですね

良くガレージキット制作で使われているのは
真鍮線やアルミ線だと思います
サイの1でもチラッと書きましたが
 曲げやすいのでボクはアルミ線をメインに使っています)

1mm径と2mm径、
あまり出番はないですが3mm径まであれば十分でしょう

実際にやっていきます
(断っておきますが、かなりルーズなやり方になると思います^^;)

先の流れで頭を繋げてみましょう
same_22.jpg
まず胴体側(ダボのある側)に
ドリルで1mmの穴をあけますが
その為のアタリ(ドリルがずれない為の窪み)を付けます

写真のように画鋲で構いません
軽く凹を付けられればOKです
位置は大雑把に 大体ダボの中心 で大丈夫
(角ダボの中心はすぐ出せますけど必要ないです)

same_23.jpg
上でつけた窪みにあわせて1mmのドリルで 浅め に穴を開けます
このとき できるだけ穴を開ける面に対して垂直 になるように

多少斜めになったりしても構いませんけどね

とりあえず穴の深さは アルミ線を差し込んだ時にぽろっと
抜け落ちない程度の浅さで良いです
後で深くしますので
same_24.jpg
1mmのアルミ線を刺しました
奥までしっかりと

短めにカットします
same_25.jpg
横から見たときに、ダボの厚みと同程度か、それより少し短いくらいが理想です

※金属線のカットは金属用ニッパーが望ましいです
 刃こぼれしますので模型用の高価なニッパーだと勿体無いのです
 使い古しがあればそれでかまいませんし
 実際ボクは使い古しの模型用ニッパーでカットしてますけどね

頭をグッと押し込みます
same_26.jpg
アルミ線の長さの分だけ浮くと思いますが構いません
このときアルミ線が長すぎるとダボとかみ合わずに位置がずれたりしますので
上でカットしたアルミ線の長さには注意しておきましょう

押し付けた頭をはずしてダボ穴の底を見てみると
same_27.jpg same_28.jpg
画像だとほとんど分からないと思いますが
押し付けられたアルミ線の跡がついていますので
same_29.jpg
この位置に先ほど胴体でやったのと同じように
画鋲などでアタリをとり1mmのドリルで穴を開けます
この時はいきなり深くても構いません

 ※もしアルミ線の跡が転写されていない場合は
  飛び出させておいたアルミ線の長さが短いのかもしれません
  少し長めにカットしなおしてもう一度 押し付けてみましょう

same_30.jpg
胴体側のアルミ線を抜き取り
改めて1mmのドリルで深く掘りなおして
今度は長めのアルミ線を差し込みます

 ※最初にアタリをとるためのアルミ線を刺しましたが
  このときに奥までしっかり刺し込んでいないと
  頭を押し付けたときに中までアルミ線が入り込んでしまって
  取り出すのに苦労する事になります^^;

アルミ線の長さを調節して
頭と胴体に空けた穴の深さと同じか
少し短いくらいにすれば・・・
same_31.jpg
接着剤を使わずに取り付け
取り外しができるようになります

要するにガンプラなどプラモデルにある
はめ込みピンを金属線で作ってしまうわけですね

さて1mmのままで強度的な不安が無ければ
そのままでもかまいませんし
軸をもっと太くしようと思えば
今あけた1mmの穴を2mmのドリルで広げるだけです
same_32.jpg
こんな具合

ちなみに背びれの部分はというと
same_33.jpg
原型の時にあけていたと思われる
2mm径の穴の跡が最初から付いているので
これを目安にちょいちょいっと穴を空ければ終了です
軽いパーツですし力がかかる部分でもないので
ここは1mm径のアルミ線です

補足ですが もしアルミ線に対して穴が緩くなってしまった場合
same_34.jpg
画像にも書き入れていますが
アルミ線に瞬間接着剤を爪楊枝などを使って塗りつけ
乾くのを待って差し込んでやれば大丈夫です
それでもゆるいようならまた瞬着を・・・の繰り返し

仮に開ける穴の位置が少しずれてしまった場合なども
同じような方法で対処できますが
どうしようもなく緩くなってしまった場合は
「接着して固定してしまえば良い」
・・・ という最終奥義もありますので

あまり色々と考えすぎてビビるよりも
手を動かした方が色々とお得ですよ^^


というわけで
ここまでの作業を他のパーツにも行えば
same_39.jpg
仮組み終了ですね

せっかくなのでサイとツーショット
same_sai_0309.jpg
いやー格好いいじゃないですかヽ(^◇^*)/


さて ここから先は
すっ飛ばした離型剤落としをしたり
パーツの継ぎ目を消したり
パーティングラインを削ったり

少し道具が必要な段階になってきます
具体的には離型剤落しとか パテ類とか

そこまではちょっと辛いなあ という方は
一先ずここまでの作業を実践すれば
当初の予定通り
「全てのパーツを取り付けて自立できる状態」
にはなる筈ですので これで飾っておくのもアリだと思います

塗装しなくちゃ とか 完璧に仕上げなきゃ
なんて事は考えなくても良いと思うんですよね^^;
できるならそれに越したことはないってのは分かりますけど

というわけで 次回は少し間が空くと思いますが
更にこの続きを進めていきます

予告的に画像を載せておくと
same_35.jpg same_37.jpg
こんなとこでしょうね
左の画像は『パーティングラインってのはコレのこと』
右の画像は分割された部分についての対処・考え方3パターン

とまぁそんな具合でした
長々ダラダラとした内容にお付き合い下さって
ありがとうございました!
また次回です~
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